格安航空LCCとレガシーキャリアのメリット・デメリット

投稿日:2015-08-11

格安航空LCCとレガシーキャリアのメリット・デメリット

レガシーキャリアという言葉をご存じの人は、なかなか航空業界に詳しいと言えるでしょう。昨今話題の「格安航空会社(LCC)」とは逆を行く伝統的な大手航空会社、と言えばイメージがつくでしょうか。
ここでは、レガシーキャリアとLCCについて、両者のメリットとデメリットを比較していきます。

まずは、レガシーキャリアって何?というギモンにお答え

レガシーキャリアとは、簡単に言えば昔からある大手航空会社のことです。厳密に言うと、「フルサービスを提供する、既存の大手航空会社」をレガシーキャリアと呼びます。

お客様に対して最高のおもてなしを施し、快適な空の旅を提供する既存の航空会社であり、LCCが登場する前からあった、よく見る大手航空会社のことをイメージすると分かりやすいでしょう。

再確認!レガシーキャリアのメリットとデメリット

信頼の高さが抜群のレガシーキャリアですが、その高い信頼はどこから来ているのでしょうか?その根拠となるレガシーキャリアのメリットを再確認し、あわせてデメリットも見ていきましょう。

レガシーキャリアのメリットには、次のようなものがあります。

  • 機内サービスや設備が充実している
  • 比較的大きな手荷物でも無料で受託してくれる
  • エコノミークラスの座席でも、比較的ゆったりとしている
  • 遅延や欠航の際には、他社便への振替も可能
  • 巨大空港にも多く就航するため、空港までのアクセスが良い
  • 予定が合わなくなった場合は日付を変更出来る

レガシーキャリアのデメリットも見てみましょう。

  • 目的地によるものの、片道で数万円ほど必要になることが多く運賃が高い
  • 巨大空港では、混雑のため便の遅延が生じやすい
  • 大型機も運行していることから、乗客の乗り降りに時間が掛かることがある

対するLCC格安航空会社のメリットとデメリット

レガシーキャリアに真っ向から勝負をかけるLCC格安航空会社。そのメリットとデメリットにはどんなものがあるのでしょうか?

LCC格安航空会社のメリットには、次のようなものがあります。

  • 目的地によっては片道およそ数千円から販売されており、運賃が安い
  • 最低限のサービスが提供されるだけなので、機内では添乗員から話し掛けられることが少なく、自由に自分の旅を満喫できる
  • 郊外の空港に就航していることが多いため、混雑による遅延が生じにくい

一方、LCC格安航空会社には、次のようなデメリットもあります。

  • 遅延や欠航の場合、他社便への振替ができない
  • 機内サービスや設備が簡略化されているので、手厚いサービスを期待している人はサービスが足りないと感じることがある
  • 受託手荷物が有料
  • 30分以内にチェックインを済ませないと搭乗できないことがある

特別な理由がある場合と、ない場合とで使い分ける

ここまで、レガシーキャリアとLCCのメリットとデメリットを見てきました。では、旅行や出張に行く場合、どちらの航空会社を利用すれば良いのでしょうか。

「どうしても目的地に遅れるわけにはいかない!」という人は、遅延や欠航の場合に他社への振替が可能なレガシーキャリアを利用するべきでしょう。大きな商談のように、外出に際して特別な理由がある場合は、航空料金の安さを重視するのではなく、遅延や欠航時のサポートの充実度を元に航空会社を選ぶようにしてください。

一方で、そこまで特別な理由もないという場合。例えば、「実家へ帰省する」、「家族や友人と国内旅行をする」、「ちょっとふらりと一人旅をする」などといった、時間に細かい制限がないなどの場合には、LCCの方が向いています。
多少座席が狭くても、多少遅れることがあっても、格安運賃で節約した費用を目的地で有効活用した方が、充実した良い旅となるのではないでしょうか。

しかしながら、LCCは30分前にチェックインを済ませないと自動的にキャンセル扱いになってしまいます。時間に細かな制限がないとはいえ、少しでも搭乗に遅れてしまいそうな場合は、レガシーキャリアを使用する方が良いでしょう。

あなたの次の旅はお決まりですか?ここで紹介した内容を参考に、旅の予定や目的に合わせて、航空会社を選んでみてください。また、旅まるでは、「知って得する!お得な航空券の買い方マニュアル」にて、航空券をお得に手に入れる方法をご紹介していますので、是非そちらの内容も参考にしてみてください。