航空券は旅行出発日の何日前に購入すべき？

例えば、ある海外旅行のパッケージ料金。30,000円～150,000円など、かなり幅の広い価格帯に設定されているのを目にしたことはありませんか？
「同じパッケージ内容なのに価格が数倍！」。これには、さまざまなワケがあります。パッケージツアーだけではなく、航空券だけの購入の場合でも、ワケあってかなり幅広い価格帯になっています。

ここでは、そのワケに簡単に触れつつ、少しでも安く航空券を購入するためのポイントを紹介します。

早ければ早いほどオトク？航空券の予約購入について

航空券の購入においては、旅行や出張をする時期によるものの、「予約が早ければ早いほどオトク」というケースが多くなります。
試しに航空券の販売サイトで、搭乗日を変えていくつか航空料金を比較してみてください。航空会社によって多少の違いはありますが、予約日が先であればあるほど、航空券の料金は安くなっていることが分かるでしょう。

航空会社の中には、搭乗日から逆算して、数週間ごとに料金が異なるケースがあります。このような航空会社の場合、搭乗日の当日に航空券を購入するよりも、かなり前に予約しておいた方が格段に安くなります。場合によっては、当日購入料金の数割引というところも。

予約日の目安としては、

• 国内線の場合・・・約80日前までに購入
• 国際線の場合・・・約45日前までに購入

すると良いでしょう。

このように、安く航空券を購入するには、なるべく早めに予約を入れるのが基本です。急用で購入する必要ができた場合を除き、出発当日の購入は避けるのが良いでしょう。

出発日によって価格が変わる！

出発の「時期」も、航空券の価格を決める上で大事な要素です。
8月になるとニュースでよく聞く、「夏休みをふるさとや行楽地で過ごす人のラッシュが……」という決まり文句。8月は、1年を通じて、特に航空券が高くなる傾向があるのです。

また、年末年始にもよく同じ決まり文句を聞くように、8月に次いで航空券が高くなるのが12月だと言われることがあります。同様に、長期の休みであるゴールデンウィークの航空券も割高になるようです。

ただし、人の移動のピークが過ぎると、航空券の価格は一気に下落します。この価格変動のパターンを利用して旅行日程をズラせば、かなりオトクに航空券を購入することができるでしょう。

夏休みや年末年始のピークから、少しだけ時期をズラして、できれば週末ではなくウィークデー（平日）を選んで出発する……。これだけでも、航空料金はグンとお得になるので、ぜひ試してみてください。

出発する時間帯でも価格が変わる！

もちろん、航空券を予約する際には、日程や行き先だけではなく、出発時間帯もあらかじめ決めておかなければいけません。
人々が活動しやすいような時間帯には、非常に予約が取りにくい場合もあります。そのため、直前の予約になると、満席で予約が取れないこともあるので注意してください。

また、早朝や夜の便は、比較的空席が多くなります。各航空会社は空席を少しでも埋めようと、割安の料金を設定していることが多いので、こちらもお見逃しのないように。

今回は、航空券を少しでも安く購入する方法について説明しました。
あまり難しく考えすぎずに、まずは「旅行が決まった時点で、航空券を予約する」という基本姿勢を忘れずに行うようにしましょう。これは多くの人の失敗談には、予約が遅れて満席となり日程の変更を余儀なくされた、というものが多いからです。旅行が決まったらすぐに予約することを意識しましょう。